「たらいの水」のお話

本校では、毎週の月曜朝礼で校長講話があります。時間は約10~15分。この時間を「15分間の全校道徳」と位置づけ、様々な教材を使って1年生にも分かる内容を扱っています。

4月当初に何回か使ったのが紙芝居。「みんなで考えよう」をテーマに、物語の登場人物について学年や全体で話し合い、大切な生き方・生活の仕方を学んでいます。この紙芝居の教材は、これから1年間使っていこうと思っています。

5月下旬から6月にかけて2週連続で扱ったのが、「人生は『たらいの水』」です。 「たらいの水」の話は、2つの意味があるようです。

①たらいに沿って手で波を立てると、波はぐるっと回って自分に返ってくる。(自分がしたことはい ずれ自分に戻ってくる)

②たらいの真ん中に葉っぱを浮かべて、自分に引き寄せようと水をかくと、葉っぱは逆に遠ざかる。(何かを求めると遠ざかり、人に与えれば自分にも入ってくる)

子ども達に話したのは、①の話です。波の様子を見せながら、さて、具体的にどんなことが考えられるか、各学年で話し合って画用紙にまとめ発表しました。

優しくしたら優しくされる。友達を助けたら困っている時に助けてもらえる。いじめたらいじめられる。悪いことをすれば悪いことをされる・・・。 子ども達は真剣に考えて発表していました。

保護者の皆さん、お子さんに、「たらいの水ってどういうこと?」と聞いてみてください。子ども達の心に「たらいの水」の意識が残っていれば嬉しいです。

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2020年10月

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