22日に「夢をはぐくむ あいち・モノづくり体験事業」の2回目を行いました。
前回は、田口高等学校へ出かけ、インパクトドライバーの使い方をブックスタンドを作りながら学びました。この体験で子どもたちは、「物を作る」ことの難しさを知りました。
今回は、田口小学校に来ていただきヨウカン台を作りました。「取り返しがつかないもの=製品ではない」という達人の思いを知っていましたので、とても緊張していました。
まずは、組み立てて普通のドライバーでねじを留める作業を行いました。
普通のドライバーで行うと力がとてもいります。なかなかしめることができません。
次にインパクトドライバーを使ってねじを留めます。機械は、力が強いためあっという間にねじを留めることができますが、ちょっと間違うと大けがをしてしまったり、製品に傷がついてしまいます。ですので、丁寧に丁寧にねじを留めました。
上面を平らにしながら、ねじを留めていきます。先週練習したため、30分ほどで完成しました。
できあがったヨウカン台をいろいろな方向から見てみました。そうすると、持つところに穴があいていたり、印通りにぴったりおさまっている様子を見たりして、達人の技の高さを知りました。
最後に、達人たちからお話をいただきました。
「小学校で勉強をしっかりやってほしい。でも、しっかり遊んでほしい。」
「将来の夢を忘れてはいけない。やりたいことをやってほしい。」
「勉強、運動、遊び、手伝いは、大人になってから役立つものだ。」
「人は必ずミスをする。ミスをしないためにも、練習をたくさんすること。難しいと思っても思いっきりやってみること。たくさんやってたくさん失敗して、たくさん怒られて、大きくなってほしい。」
この体験事業で、子どもたちの心に残ったことがたくさんあります。作ったヨウカン台だけではなく、品物を作る難しさや物作りにかけるプライドを知ることができました。
わずか2日間の交流でしたが、達人から多くのことを学び、5年生の子どもたちはひとまわり大きくなりました。こういうチャンスを与えていただきありがとうございました。