本来ならごあいさついただくはずだった副会長 筒井さんの祝辞です。
たいへん心温まる文章です。生徒の皆さんもぜひ、お読みください。
祝 辞
本日とよね中学校に入学される6名の皆さん、ご入学おめでとうございます。また、保護者の皆さま、お子様の御入学おめでとうございます。
新入生の皆さんは小学校の卒業式から3週間しかたっていないのですが、今日の皆さんの姿を見ていると、少し大人びたように見えます。それは皆さんが、中学校への期待に満ち溢れているからではないでしょうか。
私は野球が好きなので、ちょっとイチローについて話してみたいと思います。
プロ野球やメジャーリーグで前人未到の記録を出したイチローは、皆さん知ってますよね。彼は、小学校の卒業文集で将来の夢に『プロ野球選手になる』と書いたそうです。また、「凄いところに行くには、小さな努力を積み重ねていくしかない!」という言葉を人に話していました。
私のようなおじさんが言っても説得力はありませんが、結果を残したイチローの言葉だと重みがあります。
「イチローは天才だ 才能があるからあんなに安打を打てるのだ」と思うかもしれませんが、実はそうではないのです。
イチローは学生の頃から人の何十倍も努力をしてきたのです。中学校を卒業するまでの9年間、ほぼ休まず毎日バッティングセンターに通ったり、野球の練習をしていたそうです。
野球が好きで、将来の目標が決まっていたからこそ、自分に厳しくたくさんの練習ができたんだと思います。
新入生の皆さんは打ち込めることや、好きなことはありますか。もし今はなくても、中学校生活で何か見つけられれば嬉しいですね。
勉強・部活・趣味など好きなことに人一倍誠実になってください。続ける事で、思いも知れない、良い結果へ繋がる事があると思います。皆さんの中学校生活が将来へ繋がる3年間になるよう期待をしています。
ご来賓の皆さまにおかれましては、日頃より豊根村の子供達を温かく見守って頂いていることを感謝しております。今後とも変わらぬ眼差しを向けていただけますよう、お願い申し上げます。
最後になりましたが、校長先生をはじめ諸先生方、子供たちは心も身体も一番大きく成長する3年間です。子供たちに寄り添い、温かく熱心なご指導を下さるようお願い申し上げ、お祝いの言葉とさせていただきます。
令和2年4月7日 豊根小中学校PTA副会長