オンライン授業について ~学校関係者向け~

 本校は、少人数の学校のメリットを最大限に活かして、豊根村の全面的なバックアップにより、タブレット一人1台の環境を整えてICT教育を行っています。

 先週はオンライン授業について、現職研修を行いました。その成果をお伝えします。学校関係者向けですが、保護者の皆さんや生徒の皆さんも、ぜひお読みください。

1 スカイプについてズームについて
○ スカイプのアカウント取得については、学校でとっても、翌日にロックがかかってしまうため、各家庭に取得してもらうよう、保護者に要請する。(PTA役員会で相談する。)

○ スカイプで準備していたが、ズームに変更する。1か月2000円で主催する側がアカウントを1つ取得すると可能である。参加者は無料である。

○ スカイプズームのチャット機能は必要最小限にとどめる。自由にチャットすると、チャットが盛り上がり、教師の講義を聞けない時間帯がうまれる。チャット機能は、選択肢の回答程度(アからエの中から選べ等。)に留める。
○ 生徒の意見については、消えてもいいものは、ホワイトボードに、残すといいものはノートに記載させる。ホワイトボードは格安なものを学校で準備して配付する。

○ 学校と寄宿舎の半分セキュリティがかけられたW--Fi環境の中で使っていたタブレットを各家庭に配付するにあたっては、注意事項を求め、誓約書等も準備する。なお、有線の方が速度が速いと思われるため、有線LANケーブルも配付する。

2 先生側の仕組みについて
○ 講義はデジタル教科書かパワーポイントを、電子黒板に映して行う。先生が画面の右片隅、電子黒板が画面の大変を占める。

IMG_20200424_083032.jpg2台の電子黒板を利用している。

黒板やホワイトボードより、電子黒板にデジタル教科書やプレゼンを映したほうが見やすいため。

また、生徒の顔を見られるように、先生の前にもスカイプ画面が映る電子黒板を用意する。(電子黒板がない場合は、パソコンを2台、先生の手元におくとよい。1台は後ろの画面の確認用、もう1台はスカイプの画面用)


○ 先生側は、手元にパソコンと、生徒の顔が見られる大型電子黒板を用意する。つまり、電子黒板が2台あると配信しやすい。(豊根中だからこそ、可能)
○ 先生側の手元は、デジタル教科書やパワーポイントなどのコンテンツを切り替える。そのためには、Windowsであれば、ALT+Tabで切り替えることができる。

3 生徒側の仕組みについて
○ 手元に教科書とノートとホワイトボードを用意させる。
○ 閉鎖されたネット空間なので、動画による個人情報漏洩の危険は少ないが、最低限服装や配信する部屋の整頓などには心がけさせる。(体操服、または外出するときの服装)

4 授業のカリキュラムや授業の配慮について
○ 本校は全校23名だから可能。午前中、1学年1コマ、午後は3年優先。他学年は、課題の提示。
○ 予習を基本とした授業。国語などは先に音読CDなどを配付し、読み込ませておく。幸い、授業では同じ時間内に教科書を読まなくてはならないが、自宅研修では、自分のペースで音読の予習ができることがメリット。

5 Wi-fIのない家庭について

○ 生徒の近所のフリーwI-fIスポットと交渉する。本校の場合は、公共機関と建築業の事業所会議室に依頼している。

なお、Wi-Fiのある家庭については、必ず自宅で行うようにお願いする。

2020年10月

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