学習Ⅰの時間に実施した寮避難訓練。寮生はたいへん真剣に取り組みました。寮務主任の先生から実施にあたっての説明と注意がありました。「おかしも」「おはしも」等心がけることや、停電になった際の、懐中電灯の利用です。
終了後、寮長からこんな話がありました。
「本当に大地震がおこってしまったら、街路灯もすべて消えて真っ暗闇になる。まずは、自分の命を守り、次に余裕があったら友達や寮母さん、指導員さんの命を守りましょう。」
「残念ながら寮長はほとんど泊まらない。いざというときの判断は、寮監の先生がすることになる。寮監の先生も判断も間違えてしまうかもしれない。実際、東日本大震災のときは、先生の判断が間違ったために、多くの小学生が命を落とした学校もある。自分自身で判断できるように、常日頃から心がけよう。」
「例えば、掃除に行かなくてはと思ったら、自分で判断して動こう。そういう判断ができることで、自分の命を守ることができる自立した人間になる。」
「大地震が起こると、寮長は新城市に住んでいるため、電話も連絡できなくなる。教育長さんは心配して駆けつけてくださると思うが、坂宇場なので、途中の道が寸断されたら、すぐに来られない。しばらく寮に孤立するかもしれない。泣きだしてしまう下級生もいるかもしれないが、非常食を分け合い、みんなで歌を歌ったりして励ましあってしのいでほしい。」
(寮長)