3学期修了式

全在校生と、全教職員による修了式が行われ、1年生10名、2年生14名の教育課程修了が認定されました。

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式辞
今日で平成30年度の全課程が終わります。
皆さんにとって、どんな1年間だったでしょうか。
私なりに振り返ってみると、皆さんは駅伝に対してとても前向きに取り組んだ一年でした。1年生は「はじめは何のためにこんなに苦しいことをするのかわからない」と戸惑っていましたが、3年や2年がいつも前向きに一生懸命走っている後姿を追いかけているうちにその答えが、じぶんなりに分かったようです。
次に、進路について明確な目標をもつことができた一年でした。2年生は、お仕事フェアに参加したり、担任の先生のリードで高校調べや将来の仕事について調べました。プロ野球選手や豊根の観光を支えている建築業の方をお迎えして、その方々がそれぞれ努力している姿を目にすることができました。
2年生の皆さんは、思春期にはあたりまえの多くの悩みを抱えつつ、友達や先生に支えられて乗り越え、今、こうして素敵な表情をして修了式を迎えています。春休みには配られたニュートライで受験勉強もスタートさせます。皆さんならきっと大きな目標を達成できると信じています。


さて、今年は平成という時代の終わりとともに、大きな変化が起こった年でした。
夏場や秋は、大雨のために道路に大きな被害がありました。学校も何日か休校になりました。本来なら冬休みや春休みに、学校にでてくる必要もありましたが、そうならないために、学校行事の準備などを工夫してもらうことになりました。そして、短い時間で、さまざまな活動を乗り越えた技を身につけました。密度の濃い時間を過ごしたといえます。短い時間で取り組んだ予餞会や寮のお別れ会、体験入寮、そして卒業式において、卒業生や新入生、地域の方々や保護者とともに、とてもよい雰囲気に、会場が包まれていました。こういう活動が、「時間を大切にする」という生き方につながります。たいへん意味のある時間を過ごすことができました。


豊根中のよさは、みんなで取り組むことです。吹奏楽をみんなで取り組むことはできなくなりましたが、合唱や駅伝は、これからもみんなで取り組める学校にしたい。そのための、日課の変更もありました。
最後に、春休みの宿題を出します。これは、教科の宿題のように書いて出す宿題ではないので、とっても簡単なことです。でもとても重要な宿題です。深く心に刻み込む宿題です。
いいですか。3つあります。


まず、勉強も運動も生活も、自分でやるぞ!という気持ちを高めましょう。次に、まわりの人に感謝する気持ちを高めましょう。最後に、豊根村について中学生でもきっとできるんだという気持ちを高めましょう。
3つとも気持ちを高めることです。すでに、全員、そういう前向きな気持ちがあることは誰もが気づいています。それを高めるのです。
自分でやるぞ!という気持ちは、目の表情に表れます。卒業式のときの表情。そして、教室移動したあとの表情。すばらしい表情をしていました。
このような表情がずっと続くとよいと思います。
人に感謝する気持ちの反対は、悪口です。友達や先生や親へ感謝する気持ちが高まれば、悪口も減ります。悪口は、「百害あって一利なし」建設的ではありません。
この友達は、この先生は、うちの親は こうこうこうで、こんなところはあるけど、こんなよいところがある、素敵だな。ありがたい。と思うことが、人に感謝する気持ちで、そう思うと、心がすっきりします。結局、自分にとって、とても大切なことにつながります。
 最後に、「中学生でも豊根村をよくすることができること」を本気で取り組みます。
 絶対できるんだという気持ちで、どんなことができるか思いをめぐらせておいてください。4月にはスタートします。


 すでに3月、皆さんは平成31年度のスタートを切っています。正確には新しい元号の元年になります。
 豊根中にとっても、新しくスタートする年になります。今までと違うことに不安があるかもしれませんが、「なにかいいことがないかな」と、好奇心いっぱいに毎日を過ごすのが中学生のよさです。毎日、楽しいことがいっぱいの豊根中にしていきましょう。

                          平成31年3月22日
                     豊根村立豊根中学校長

2020年10月

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