12月21日午後2時40分より、終業式が行われました。
式 辞
2学期の最初に皆さんにお願いしました。それは2学期をとおして人権について考えていただきたいことです。 覚えていますか?
1 自分を大切にすること。自分の命を大切にすること。
2 自分を大切にする以上に、まわりの人たちを大切にすること。
27人プラス1人の生徒と、23人の教職員が、それぞれ、自分の命や心を大切にしてくださったので、2学期も幸せな学校でいることができました。ありがとうございました。
さて、2学期を振り返ってみます。まず、2度の台風により、豊根村では多くの被害が発生しました。いまだに富山地区や三沢地区は、通学において遠回りをしています。それでも、村長さんはじめ、多くの方のご努力でいち早く皆さんの通学を確保してくれたことに感謝したいと思います。引き続き豊根村や愛知県の支援をお願いしています。
このことで、郡内の他の中学校より多く休校になりました。最大1週間おくれの授業になっていましたので、冬休みに学校にでてこなくてもよいように、特に豊煌祭で、短い時間で取組んでいただくようお願いしました。おかげで一人一人が輝くすばらしい豊煌祭になりました。特に全校最後となる吹奏楽は、皆さんのすばらしい演奏に、多くの方が感動をしていました。寮のクリスマス会においても、飾りつけを簡単にして、中身で勝負し笑顔いっぱいの会になりました。
ここぞというときに集中して取り組む。これは何事にも通じることです。生徒会や自治会で中心となって活躍した2年生、2年生に協力して部活動もがんばった1年生、そして進路の目標めざして無心に勉強する3年生と、それぞれの学年のよさがめだった2学期でもありました。
さて、この集中力は、どこで養われたものだと思いますか?それは魂を込めてつないだ襷、つまり駅伝部で養われたものだと考えます。表彰状やメダルをいただくだけが結果ではありません。身についた体力や精神力こそ、結果です。駅伝でつけた力こそ本物の成果です。どうか自信をもってください。
さあ、冬休みを迎えます。冬休みも引き続き、自他の命を大切に、お互いを大切にする冬休みになることを願います。
交通事故や、火災、非常災害から身を守りましょう。休みは友達や先生たちのかわりに、家族や地域の方々を大切にしましょう。
特に花祭りや社会体育でお世話になる地域の方のご努力に対して、常に感謝の気持ちを、態度で示しましょう。明確に小学生との違いを見せ付けましょう。中学校の中でできて、外でできないのは偽者です。先生のいないところでできれば本物です。本物の自立です。自立した豊根中生徒であることを、地域の方々に見てもらいましょう。
それでは、3学期も元気な皆さんと出会えることを楽しみにまっています。よいお年をお迎えください。
平成30年12月21日 豊根村立豊根中学校長