バンクーバーが夜明るい理由は、緯度が高く、昼の時間が長いせいです。 豊根の緯度は35°それに対してバンクーバーは49° そのため、5月末で太陽の南中高度は、豊根が約73°に対して、バンクーバーは63°しかありません。
(最初の図) ただ、これだと低いから先に沈みそうに思えますが、朝や夕方に限っては、バンクーバーの方が太陽が高いのです。
つまりなかなか沈まないのです。 極端な話では、90°の緯度の北極の場合、一日中沈みません。
夏は極軸の傾きの分の23.4°の高度で、ずっと空を一回りしています。 今の豊根とバンクーバーを北極星のほうから見ると、真ん中の図のようになります。 夏なので、地軸は太陽の方に傾いており、 北極を中心にして半月よりふくらんだ月のように光っています。 中央の北極はずっと光が当たってます。 緯度の高いバンクーバーは、この図でいうと夜21時に夜になります。
そして午前の早い時間から光が当たるようになっています。 最後の図は別な見方をした図です。これは、太陽の公転面に対して垂直方向からながめた図です。
太陽が真横から光っているので、地球は常に半月のように光っています。
北極は中心から右にずれた点です。ずっと光っています。 バンクーバーや豊根は北極を中心に回っているので、半月の部分より右側の昼の部分で一日に1回転しています。
こうして見ると、バンクーバーのほうが昼か長いことがわかります。

