12月8日,人権週間の一環として,人権を考える集会を行いました。視覚障がい者への理解を深めるために、視覚障がい者の生活を体験し、視覚障がい者にどのように接するかを学ぶという目的で行いました。新城市社会福祉協議会の方,視覚障害者ボランティアの方,豊根村人権擁護委員の方ををお迎えしました。
アイマスクをつけて歩行する疑似体験をしたり,手助けをする方法を教えていただき実践したりしました。視覚障害者ボランティアの方からは,
・「あっちこっち」という言葉はだめ。右,左といった方向を教えること。また,近くまで一緒に行くことが大切。
・あまり細かな世話を焼かない。求められたことを助けるようにしてほしい。視覚障害の人のプライドを傷つけないようにする。
・障がいをもった人,高齢の人を手助けできる人になってほしい。
というお話をいただきました。
生徒の感想(一部抜粋)を紹介します。
・目が見えないだけで、とても不安になりました。介護してくれる人の存在の大きさに気づきました。「世話を焼きすぎてはいけない。」と言われ驚きました。しかし、話を聞いて、それもとても大事だと感じました。
・目が不自由なだけで、同じ人間です。同じ気持ちで接したいです。人権を考えるよい機会になりました。
・目が見えない方は、毎日、こんな不安な気持ちで生活されていると思いました。これから視覚障がいがある方に出会ったら手を差し伸べたいと思いました。
・視覚障がい者を介助する人は、視覚障がい者の気持ちをしっかり分かっていないといけないと思いました。今まで、視覚障がい者を見て「かわいそうだな」と思うだけで行動に移せませんでした。今回、学んだことで「助けたい」と思いました。