2学期の保護者会に、学校保健委員会の一環として、「親子調理実習」を行っています。今年も、多くの保護者の方の参加をいただいて行うことができました。
この親子調理実習は、食を通して親と子のふれあう時間をもちながら、将来、旅立つ子どもたちが自分の食事を作れるようになってほしいと取り組んでいます。
今年は、生徒が昨年度より増えたので、調理室の隣の特別教室も利用し、1年生と2・3年生とに別れて実習することにしました。
1年生は、豊根村の郷土料理「五平餅」を作りました。昔は、各家庭でよく作られたものですが、最近では作る家庭が少なくなってしまいました。保護者の方も作り方を知らない人が多いため、地域の方に講師をお願いして、教えていただきました。
串につけた五平餅は、炭で焼きます。まず、素焼きをします。この時に、焦がさずごはんがふっくらする程度に焼くのがコツです。つぶしたごはんをしっかり串につけないと、焼いている時に落ちてしまうと聞き、慎重に取り組んでいました。
下で焼いて、焼き上がったら上の段に置いておきます。素焼きができたら、たれをつけてもう一度焼きます。たれが焼けてくると、とてもいい香りが充満してきました。
トマトは、地域の代表的な夏野菜で、最近では生で食べる他にもいろいろな料理に応用することができる野菜で、人気が高まってきています。7月に総合の学習の時間に豊根中学校の先輩から「トマト」について学んだことの継続した取り組みで、夏休みに親子で創作料理に挑戦しました。
この、創作料理の一品「トマトといかのガーリック炒め」と「みそ汁」を2・3年生の親子で実習しました。トマトやいか、その他の材料の切り方など、お母さんに聞きながら下準備を始めました。家庭ではなかなか、一緒に料理することが少なく、この時間はとても貴重な保護者とのふれあいの時間です。毎年、保護者の方から「家では、一緒に料理することがないので、楽しくいろいろな話をしながら調理することができました。よかったです。」と、感想をいただいています。
写真は「トマトといかのガーリック炒め」です。大量に作ったので、トマトを炒めすぎてしまった班もありました。トマトを入れたら、さっと仕上げるといいと思います。にんにくが利いていて、お父さんのおつまみにもなりそうです。
集会室でみんな揃って、会食しました。楽しく会話が弾みました。