日本を代表する文学 ~古典に親しもう~(H27.2.16)

早いもので2月が「逃げる」ように過ぎていきます。

朝礼では村井校長先生が次のような話をしました。

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「今朝も私が登校すると、サッカーをやっている子たちが元気に『おはようございます』とあいさつをしてくれて、とても気持ちがよかったです。その後玄関に入ると、森遊館に運ぶ本が積んでありました。みなさんの中には本をたくさん読んでいる人がいますね。すばらしいです。

日本人が外国へ行った時に、『日本のよいところを教えてください』と言われて困ったそうです。その外国の人は自分の国のよい所を言えない日本人をあまりよく思わなかったようです。

昔私は、『国家の品格』という本を読みましたが、そこには日本や日本人のよいところがいっぱい書かれてありました。その一つが日本の昔からある文学です。今から私が言う話はなんという物語か当ててください。

P1430167①年の暮れ、雪の中を、お地蔵様がごちそうを持って、『じょいやさ、じょいやさ』とおじいさん、あばあさんの家へやってきました。・・・

R男:かさこじろう、いや、かさこじぞうです。

②若者がけがをした鶴を助けました。その後若者の家にきれいな女の人がP1430169訪れ、2人は結婚しました。女性ははたを織ってきれいな布を作りましたが、その姿を見てはいけないと言います。でも若者はつい見てしまいました。・・・

T男:鶴の恩返しです。

③吹雪の中、親子のきこりが山小屋に泊まることになりました。そこへ女の人がやって きて息を吹きかけると、父親の方は死んでしまいました。若者はこのときの秘密を誰にも話さないという約束で殺されませんでした。やがて若者はお嫁さんをもらい、子どももできました。この後若者はつい秘密をお嫁さんに話してしまいます。お嫁さんはその時の女の人だったのです。が、子どもがいるからという理由で許されます。・・・(答えられる子がいなかったので)この話は『雪女』です。

④おじいさんが竹やぶに行って竹を切ると、そこからきれいな女の子が出て来ます。その女の子はやがて大きくなって月に帰っていきます。・・・『かぐや姫』または『竹取物語』ですね。

このような昔の話を古典といいます。いいものがたくさんありますので、みなさんもぜひ読んでみてください。」