子ども村祭りの日はあいにくの雨で、練り歩きができるか、大勢の方が来てくださるかなどと心配しましたが、何とか雨も小降りになり、練り歩きをすることができ、子どもと大人、合わせて100人近くが集まって、盛大に子ども村祭りを行うことができました。
朝から臨時朝礼を済ませ、調理に取りかかりました。二役は「ポップコーン」、集会区は「鬼まんじゅう」と「味噌こんにゃく」、農園区は「豚汁」を作りました。
今年は里芋、こんにゃく芋、サツマイモ、人参、大根、ねぎ、玉ねぎと、農園で育てた野菜をふんだんに使いました。
子どもたちと先生や調理員の藤田さんが協力して、手際よく調理や片づけができました。
「雨がそんなにふっていないから、練り歩きに行こう!」
子どもたちは何のためらいもなく、傘を持って練り歩きに出発しました。途中の消防駐在所の前で料理や出し物の宣伝をしました。
学校へ戻り開会式を行い、楽しみにしていた会食です。
「豚汁はいかがですか?農園の野菜がたくさん入っていますよ。」
「鬼まんじゅう、残りわずかになりましたよ。」
「3種類のコンニャクと、3種類の味噌がありますよ。食べ比べてください。」
「小学6年生が育てたポップコーンをおいしく仕上げました。」
などと、子どもたちが大きな声で宣伝し、見る見るうちに料理がなくなってていきました。「おいしいよ!」と言ってくださると、子どもたちは満面の笑顔をうかべていました。
消防駐在の伸井さんがかきを差し入れてくださいました。甘くておいしいかきでした。ありがとうございました。
お腹が満足したら、今度はふれあいタイムです。
農園区は「じゃんけん列車」を行いました。ただのじゃんけん列車ではなく、負けた人も最後までじゃんけんができ、ラッキーな人は景品がもらえるというものです。農園区のメンバーが「知恵とひらめき」をこめて考えたゲームです。
集会区は「しおり作り」を行いました。ランチルームと理科室と集会室に分かれ、それぞれ担当の子どもが説明をし、しおりができたら鑑賞会も行いました。紅葉したもみじやカラフルな花などを並べて、作る人の個性が表れた作品になりました。「よいお土産ができた!」と喜んでいらっしゃる方が何人もいました。
楽しい時間はあっという間に過ぎてしまい、ついに閉会式です。
各学級ごとに感想を言った後、村長のT子さんのあいさつ、そして小学3年生の4人の子が協力してくすだまを割りました。
T子さんは、「今日は来てくださりありがとうございました。雨の中でも練り歩きをし、雨に負けない大きな声が出せました。ふれあいタイムではそれぞれ個性が出ていて、見ているだけでも楽しかったです。これで子ども村祭りは終わりますが、また機会があればこのような楽しい会をやりたいです。」とあいさつしました。
子どもたちの思いのこもった、本当にいい子ども村祭りになりました。来てくださった方、応援してくださった方、ありがとうございました。