8月3日(月)4日(火)に、田口高等学校林業科鴨山演習林でサマーセミナーが行われました。これは、中高一貫交流事業の一つで、北設楽郡の4中学校の1年生と田口高等学校の生徒が集まり、1泊2日の合宿を通して交流を深める行事です。
1日目は、田口高等学校林業科の3年生が来て、日ごろ高校で学んでいる枝打ちや下草刈りなどの演習を実演して見せてくれました。てきぱきと作業をこなす高校生の姿に、中学生からはもっと見たいなどの感想も出て、田口高等学校ではどのようなことを学べるのかを知るよい機会となりました。
その後、昼食では、林業科の生徒に教えてもらいながら、五平餅作りをしました。高校の先生方が丁寧に下準備をしてくださり、高校生の手際のよい指導のもと、とてもおいしい五平餅を作ることができました。
1日目の夜は、4中学校の生徒みんなで、キャンプファイヤーをしました。各校の代表生徒が、火の神から分火してもらった火を中央の点火台にともしたあと、班ごとにスタンツを行ったり、みんなでゲームをしたりして盛り上がりました。初めはなんとなくよそよそしかった他校の生徒とも、キャンプファイヤーが終わるころにはすっかり打ち解け、仲良くなることができました。
2日目は田口高等学校普通科の2年生が来て、一緒にレクリエーションをしたり、カレー作りをしたりしました。レクリエーションでは、鴨山の豊かな自然の中で見つけた枝や葉を使って、班で協力して作品作りをしました。木漏れ日が気持ちよい遊歩道を歩きながら、いろいろな形の枝や葉を見つけ、どんな形が作れるかをみんなで話し合いました。高校生のリードのもと、中学生もいろいろなアイデアを出して、おもしろい作品を作ることができました。
その後のカレー作りでは、鍋の大きさに対して材料が多すぎるというアクシデントもありましたが、高校生、中学生が協力して、おいしいカレーを作ることができました。
そして、サマーセミナーの最後には自然学習会が行われました。講師の先生をお招きして、愛知県、特に奥三河の豊かな自然について学習しました。自分たちが住んでいる地域が、とても貴重な自然であふれていることを知り、当たり前に思っている環境を、大切にしなければいけないな、と感じました。
2日間、設楽中学校の1年生は、他の中学校の友達や高校生と協力して積極的に動き、様々な人との友情を深めることができました。サマーセミナーで培った友情や、自ら動く姿勢を大切に、日々の学校生活や部活動に取り組んでいきたいと思います。
大変暑い2日間でしたが、多くの方の協力で、とても充実した合宿になりました。ありがとうございました。
8月平成27年度