2月に入りました。今日もとてもよい天気で、風もそれほど強くなく、気持ちよく過ごしていました。
ところが、3時間目が始まった頃、大声で叫ぶ教頭先生の声!見ると、黒色の帽子とサングラスをつけたいかにも怪しい人物を発見!幸い三室先生の活躍で、不審者が校内へ入るのを防ぎ、負傷した不審者は逃げて行きました。
実は今日は避難訓練だったのです。不審者が学校へ来た時にどのように対処するかを訓練しました。子どもたちは先生たちの指示で素早く避難することができました。
その後ランチルームに集まって、田中駐在さんや村井校長先生、大瀧教頭先生の話を聞きました。
まず大瀧教頭先生が、「今日は不審者が来たときの対処の仕方を訓練しました。先生たちも不審者に対応して不審者は逃げました。実際にはこの後、みんなの家の人に迎えに来てもらうことになります。今日は駐在さんや校長先生の話をしっかり聞きましょう。」と話しました。
田中駐在さんからのお話は次のような内容でした。

「不審者とは普通ではない感じのする人と考えてください。今日は先生が玄関で『さすまた』を使って撃退しました。一撃で不審者の急所をつくことができました。『さす また』がない場合はパイプいすなどでも体を守ることができます。今日はそれ以外にも自分の身を守るグッズを持ってきました。『刃物でも切れないグローブ』です。それ以外にもおまわりさんは、『安全なチョッキ』や『警棒』などを持っています。最近は『危険から身を守る盾のような物』も配備されました。
次に、万が一のときの簡単な護身術をいくつか紹介します。(腕をつかまれたとき、後ろからかかえられたときの、逃げ方のコツを教えてくださいました。)
最後に一番大事なことを話します。不審者が来たとき、逃げるのが一番です。まずはつかまらないこと、逃げることを第一に考えてください。それから訓練といっても、本番と変わらないように真剣にやりましょう。」
このように駐在さんは、子どもたちに大切なことを真剣に話してくださいました。ありがとうございました。
最後に村井校長先生が、「駐在さんは普段から訓練をされているので、不審者が現れてもしっかりと対処できますね。さすがです。でも、みんなは訓練していないから、まずは逃げることを第一に考えてください。大人の人の本気の力とはみなさんが思っているよりもずっとすごいものだと思います。誘拐犯だってすごい力で引っ張りますよ。つかまったら逃げられないと思ってください。だからまずは逃げることです。今日は訓練で不審者は先生たちが対処したけれど、実際にはいきなりみなさんの教室に入ってくることもあるかもしれません。そんなときもまずは逃げることを考えてください。
今日の話をみんなの身を守るということに生かしてください。」と話しました。
駐在さんからはさらに、『セーフティーワイヤーロック』や『筆記用具のセット』などのお土産もいただきました。万が一のことがあっては困りますが、今日学んだことはしっかりと覚えておきたいと思います。