フットサルと出会って
PTA会長 鈴 木 英太郎
2005年の愛知万博により、豊根村はフレンドシップ国として、サウジアラビアとの交流が始まりました。この交流は今も続いています。
サウジアラビアの留学生たちが初めて豊根村に来ることになり、村の若者が中心になってサウジアラビア交流委員会を立ち上げて、彼らを迎えることになりました。この時に、彼らの要望で村の人たちとフットサルの試合をすることになり、急遽チームを作りました。ただ、誰もがフットサルというものを知りませんでしたが、みんなでルールを覚えて練習をしました。これが、自分とフットサルとの出会いでした。
当日、無事にフットサルの試合も終わり、サウジアラビアの人たちから、東京で調布市とサウジアラビア学院が主催するサウジアラビアカップがあるので、是非参加してみませんか?と言われました。これをきっかけにユニフォームを作り、週一で練習を行い、フットサルチームとして本格的な活動を始めました。チーム名は、FC RACCOON DOG(たぬき)として、サウジアラビアカップに参加しました。結果は二敗一分けで見事に予選敗退。そこで、みんなでさらに練習に励みました。
今では、当時のメンバーは少なくなり、代わりに若い人たちが増え、頑張ってくれています。サウジアラビアカップにも毎年参加しています。自分は歳もとり、一時フットサルから離れていましたが、二人の子どもがやりたいと言うので、また、子どもたちと一緒に練習に行くようになりました。運動の苦手な自分と息子(特に、自分は老体に鞭を打って…)は、頑張っています。
体を動かすことは大変良いことなので、みなさんも何か頑張ってみませんか?
豊かで乏しい? 便利は不便?
校 長 渡 邉 俊 也
その一 3月31日に行われた『自然と親しむ会』は、例年のように川で遊びました。豊かな自然に囲まれていると言われる豊根小学校ならではの行事です。川の水の冷たさや流れを感じ、川に吹く風と岸の木々が作り出す葉陰に抱かれながら、楽しく過ごすことができました。子どもたちの川で遊ぶ姿を見ながら、自分も同じように川で遊んだな、と思いました。ただ、今の子どもと私の子ども時代と大きく違うのは、川で遊ぶことが日常的であるかどうか、という点です。
その二 8月6日7日の二日間、東京に行きました。5年生の子どもたちが参加する『小さな音楽会』のためです。東京駅からホテルまでは、地下鉄の2つの路線を乗り継いで行きました。1つの路線は古い路線でしたが、もう一つは新しい路線でした。1回乗り継ぎをするだけ、と聞けばすごく便利と思えるのですが、新しい路線は古い路線の下を走ります。ですから、乗り継ぎ駅の名前は同じでも上下に離れていることに加えて連絡路が複雑になるという状況になります。始めのうちは、意地になって階段を使いましたが、2日目はエスカレーターを使いました。地下鉄があって便利な東京なのですが、水平の移動に加え上下の移動・通路の複雑さという、『便利』にかくれた『がんばって歩く』という要素があります。逆に私たちの日常は、公共交通機関が無くて『不便』なのですが、戸口から戸口まで車で移動できる『便利さ』があります。ただし、歩く距離はかなり少なくなっています。
豊かさと乏しさ、便利さと不便さ、相反する中で私達は生活しています。その相反することの中に見つけ出せるものは何でしょうか。
簡単に遊ぶことができる自然があるのに、遊ばない・遊べない状況があります。公共交通機関が充実している都市部では、歩く距離や上下移動に使う体力は、私たちの数倍になります。
遊ぶため・健康のため・体のため、という視点だけから考えていくと、話が大きくなっておまけに偏ってしまうのでここまでとしますが、子どもを育てる環境を考えたり活かしたりしていくことの難しさをつくづく感じます。
「リサイクル活動」に参加して
1年理事 塚 本 く み
7月30日に「リサイクル活動」が行われました。雲の間から太陽が顔を出し、暑い中での作業になりました。
今年も段ボールや新聞など、地域の方のご協力により、たくさん回収することができました。その段ボールの山を見て、「一番多いけど、一番に終わらせる!」と張り切る子どもたち。みんなで協力し、重い物や大きな物は二人で持つなど、力を合わせて頑張る姿が、いろいろな所で見ることができました。
「リサイクル活動」を通して、周りを見て助け合う大切さ・相手のことを思い合う優しい心が、それぞれに学べる機会になったと思います。
地域の皆様、ご協力をありがとうございました。
「自然と親しむ会」に参加して
5年理事 新 木 準 子
体育館に響き渡る歓声や笑い声。
今年は少し趣向を変えての「自然と親しむ会」にしてみました。
昼食はシンプルに豚汁とおにぎりで役員の方々で簡単にできるものとし、親子でのレクレーションとしてドッジビー大会を行いました。運動会ぐらいしか親子でスポーツ競技をする機会はありませんので、たまにはこんな風に一緒に汗を流して楽しむのもいいもんだなあと、微笑ましく見ていました。
子どもたちだけでなく、お父さんやお母さん方も真剣になっている姿もとてもおもしろかったです。そして、体を動かした後の豚汁とおにぎりは、とてもおいしかったですね!
その後の川遊びでも天候に恵まれ、みんな大はしゃぎでした。反省する点も多くありましたが、親子の交流がしっかりとできた一日だったと思います。
「親子環境美化活動」に参加して
PTA書記 夏 目 真 弓
8月20日、「親子環境美化活動」が行われました。グループに分かれての活動。今年は、校舎側の草取りと石拾いを1・2年生の子どもたちと担当しました。班に分かれ、範囲を決めて始めたものの、何と言っても低学年。15分程で嫌になってしまいました。水分補給を兼ね、休憩もこまめに取りながら、「この丸の中の草を取ろう」と目標を決めると、頑張ることができました。
「この草、バケツに入れてくれる?」
と、お手伝いをお願いすると、張り切ってやってくれました。低学年の子どもたちも2時間程の長い作業、よく頑張ったなと思いました。
他のグループから、草を運ぶついでに一輪車に乗せてあげるよと、助けてもらったこともありました。
たくさんの方々の参加で学校の周りがとてもきれいになりました。
伝統を守って
PTA会計 佐 藤 裕 希
今年も暑い夏が来ました。私どもの地区ではお盆に盆踊りを行います。今年亡くなった方をみんなで送るというものです。これは伝統となっていて私も小さいころから参加してきました。
今年は私の祖父が亡くなり初盆を迎えました。そのため、今年の盆踊りにはいつも以上に気が入ります。川宇連の盆踊りには、はね込みと言う太鼓をたたく無形文化財があります。今年は小学6年生の3人が新たに参加になりました。川宇連に住む保育園か児ら高校生まで参加しており、連日厳しい練習を乗り越え頑張っていました。はね込みには入込み、本庭、引きにわの3種類があります。今回参加するのは入込みで、最初に行う太鼓です。6年生と言っても太鼓は重く、振り回しながら飛び跳ねるのは大変で、学校で行っている和太鼓と少し違った難しさがあります。そんな練習を1週間程行い、本番を迎えました。夜七時より盆踊りスタート。出番を待つ小学生3人は緊張した面持ちでいました。8時30分頃準備のため着替えに行くと、とても緊張しているようでした。お父さんたちに気合を入れてもらい、9時の本番に臨みました。
本番の場所で太鼓をたたくのは初めてで、まだ緊張していたようです。練習通りにやれば出来るよ、と励まされ頑張っていました。周りの人達に「上手だ上手だ」と、声を掛けられ笑顔が見えていました。その後しっかりと太鼓を叩き終了しました。みんなの前で一礼した時、大きな拍手をいただき三人もとてもいい笑顔が出ていました。
私どもも、練習の成果が出た事を自分の事のように喜んでいます。その後も中学生、大人と順調に進み、盆踊りを終える事が出来ました。私も祖父をしっかりと送れてうれしく思います。
今 回の事を思うと、豊根村各地にはいろんな伝統芸能があります。少子化、高齢化の中、どのように伝統を継承していくか。問題は多く残っています。自分の息子も参加し、みんなで協力して守っていきたいと思います。
旅 日 記
PTA会計監査 青 山 功
青山家恒例の「北海道旅行」です。小6の夏にサイドカーで北海道を一周する旅です。今年は息子の同級生の康斗くんも一緒です。
8月3日に自宅をGO!新潟から小樽への船旅。2人はゲームセンターで遊んだり、日本海を見たりして楽しみました。小樽到着後、洞爺湖、クマ牧場を経て、昼食は長万部でかに飯旨し。夕食後、函館の夜景を見て、しめは塩ラーメン旨し。翌日は、美瑛を経て旭川に到着。次の日は動物園。子どもたちだけで楽しんだ後、サロマ湖の宿でかにづくし。翌日、知床開陽台を経て釧路到着。次の日の朝食は、和商市場で勝手丼。後は仲間と別れて父子の2人旅へ。今日は美瑛の宿に泊まり、翌日は宗谷岬の近くの宿へ泊まり、次の日、弟子屈の宿へGO!。この宿に3日泊まり、馬に乗ったり、アイヌの踊りを見たりしました。翌日、小樽へGO!次の日はフェリーで帰路につく。8月16日、自宅に到着。
長いようで短い旅でした。翔もおいしい物をいっぱい食べ、きれいな景色を見て、少しでも心に残ったらいいなと思います。以上、旅日記でした。
しっかり見て、ほめる
4年理事 清 川 悦 子
我が家の末っ子が小学生になり、初めての夏休みを迎えた。毎日宿題をさせるのが大仕事。夏スキルと計算カードを持たせて児童クラブに行かせたが、やってこない。翌日は、夏スキルに付箋を貼り、
「このページをやってね。計算カードもやりなさい。」
と、よく言い聞かせて送り出したが、やはりやってこない。
1週間ほど試行錯誤を繰り返した後、メモ帳にその日にやる課題を書いて持たせ、一緒に児童クラブに行く姉に、
と念を押して送り出し、帰宅後に課題をやってきたか確認して丸付けをしてやり、
「ちゃんとできたね。」
と声をかけ、姉には
「見てくれてありがとね。」
と言ってやると、やっと課題をやってくるようになった。
子どもをしっかり見てほめてやることが、やはり大切なのだと実感した夏休みだった。
少 年 野 球
6年理事 熊 谷 華 恵
父の影響で3歳頃から野球を始めました。最初は、おもちゃのバット、グローブをはめ、見よう見まねでボールに慣れていきました。
小学校入学後、豊根少年野球に入団。1年後には弟も入団し、練習に励みました。歳も近いせいか、お互いにライバル意識をもち、刺激を受けながら成長していきました。試合では、郡大会以外にも新城支部の大会にも参加し、子どもたちはもちろん、私たちも良い経験をさせてもらい、感動もたくさんさせてもらいました。
子どもたちもこの少年野球を通じ、礼儀・協調性・仲間への思いやりの大切さなどを学ばせてもらいました。もちろん、スポーツの楽しさや喜び、悔しさも経験できたと思います。
このように、野球ができる環境を作ってくれている全ての方たちに感謝の気持ちを忘れずに一生懸命にプレーしてほしいと思います。
まだまだ試合は続きます。笑顔を忘れず、チームのスローガン『全員野球』で頑張ってほしいと思います。
「頑張れ!豊根少年野球!」