2月27日、5・6年生7人は、校外学習としてブナの植樹体験をしました。
ふるさとの自然をこよなく愛し、1000年の森づくりをしていらっしゃる加藤博俊さん所有のブナの圃場で、加藤さんのご厚意でブナの苗木を植えさせていただきました。
加藤さんは、本校のふれあい会の講師もしてくださっているので、子どもたちにとっては、身近な地域の方です。ふれあい会では、ふるさとの歴史や自然、山や野生動物や野鳥のことなどについて、大変ためになるお話をしてくださいます。
そして、今日は、設楽町段戸裏谷原生林のブナ絶滅の危機とその再生の活動について教えてくださり、実際に植樹体験をさせてくださいました。植樹の場所は、日陰にはまだ雪の残る設楽町東納庫沖ノ平地内の山林です。
子どもたちは、一生懸命活動しました。大きくなあれ、立派なブナの森ができますようにと願いながら、加藤さんからいただいた苗木を一人一本ずつ植えました。そして、植えたブナの木の傍らに自分の名前と植樹に際して思うことや願うことを書いた標柱を立てました。
植樹後にも、わくわくするような楽しいことがありました。カエデの木の幹にドリルで穴を開け、樹液を飲む体験をさせていただきました。山間部に住んでいても、めったにできない貴重な体験です。
また、カエデの樹液を煮詰めた天然カエデ100%のピュアなメープルシロップもなめさせていただきました。「わあ、甘い!木の香りがする!」と、子どもたちから歓声が上がりました。
加藤さんの夢の事業1000年の森づくりに参加させていただき、子どもたちの森林や自然、ふるさとを大切に思う気持ちもぐっと大きくなりました。
加藤さんと奥様、お世話をしてくださった方のおかげで、5・6年生にとって、今日はうれしいブナ植樹記念日になりました。心より感謝申し上げます。
大きく たくましく育て! ふるさとのブナの木