1月17日、久しぶりの雨の日になりました。
かなり降ったので、もし雪だったら、大雪になっていたことでしょう。
大地を潤す恵みの雨で、ほっとしました。
今日は、ふれあい会活動があり、地域の方が絵本の読み聞かせをしてくださいました。
1・2年生には、惠子さんが、『いぬくん ぼくはいいこだから』と『ぜったいにおしちゃダメ!』という低学年向きの2冊の絵本を、優しい語り口で聞かせてくださいました。どちらの話も、優しい気持ちを掘り起こしてくれる話でした。かわいい1・2年生にぴったりの絵本でした。
3~5年生には、千代さんが涙を流しながら、感動的な絵本『一杯のかけそば』を読んでくださいました。「この話は、読んでいると、いつも涙があふれてきて、止まらなくなってしまうの。」と、千代さんはおっしゃっていました。
大晦日の年越しそばを食べるとき、私もこの話をふと思い出すことがあります。そば屋夫婦の温かさと優しさは、胸にしみます。苦しくても踏ん張って希望をもって生き抜き、感謝の心をずっと忘れなかった母親と二人の子どもの生き方や心もちにも胸を打たれます。
子どもが読んでも、大人が読んでも、心洗われる絵本です。
6年生には、香奈子さんが、『12の月たち』というスロベキアの昔話が元になっている長編の絵本を読んでくださいました。主人公は、継母たちにいじめられても、けっして人を悪く思うことなく、健気に生きる心優しい少女です。香奈子さんの語りに真剣に耳を傾けた6年生は、人としての生き方や心のもち様についても考えさせられたようです。
どの学年、学級の子も、じっくりと聞き入っていました。
瞬きもせずに本をじっと見つめている子、うなずきながら聞いている子、みんな、本の世界に引き込まれていました。
ふれあい会員の皆さん、今日もすてきな絵本との出会いを、心地よい時間を、ありがとうございました。