11月29日、3・4年生5人は、とよがわ流域圏こども会議に参加しました。
この会議は、豊川上流域の本校と、中流域の新城市立舟着小学校、下流域の豊橋市立大村小学校の3校の児童が、豊川の水生生物調査活動などを通して学習したことを発表し合う交流会議です。
本年度の会議は、舟着小学校の体育館を会場にして行われました。本校は複式校なので、3・4年生が、他の学校からは4年生が参加しました。
本校の5人は、6月に3校合同で実施した豊川下流での水生生物調査結果と、7月に実施した学校横の豊川上流の寒狭川での水生生物調査結果を比較し、分かったことや考えたことを、地図や表を使って見やすく工夫してまとめ、2校の友達に分かりやすく伝えました。
他にも、総合的な学習の時間に、川に関して追究してきたことや活動したことも、5人で協力して文章にまとめ、発表しました。
学校近くの野々瀬川にいた魚のことや、きれいな川を守るために、釣りに来る人たちへ川の環境保護を呼びかける手作りキーホルダーを渡したことなどを、写真や具体物を使って説明しました。
「発表する前は、すごく緊張したけれど、自分たちが調べたことや考えたことを、5人で分担し合って一生懸命発表しました。舟着小学校の子も、大村小学校の子も、すごく真剣に聞いてくれたので、うれしかったです。自分たちも上手に発表できたし、みんなの発表も聞けたので、よかったです。」と、帰校後、4年生のAさんは笑顔で話していました。
5人とも、堂々と発表することができ、2校の発表も聞かせてもらい、一緒に楽しく学習することができ、達成感をもったようです。
本年度の会議も、豊川で結びついた3校の楽しい交流学習となりました。
この交流学習には、16年間程の歴史があります。豊かな水を送り続ける豊川の流れように、3校の児童が途切れさせることなく受け継いでいるものです。
児童の指導に当たった先生方と、主催者としてご支援くださる国土交通省豊川河川事務所の方のおかげで、毎年、意義のある交流学習ができています。
交流学習のさらなる継続と充実、東三河の母なる川、豊川が、いつまでも清らかな川であり続けることを願います。