今年の旧正月は、1月28日でした。
最近は、昔のように旧正月を祝うことは少なくなってきているようですが、地域によっては旧正月を大切にし、門飾りを作って飾ったり、祝木やお神酒を供えて感謝の気持ちをささげたりするところもあります。御馳走やお餅を召し上がったという方もいらっしゃるかもしれませんね。
中国では、旧正月のことを「春節」といって、その前日の大晦日には花火を上げたり、御馳走を食べたりして、盛大に祝うそうです。「春節」の少し長い休みもあり、旅行を楽しまれる方も多いようです。この週末のラジオでは、旧正月という言葉よりも、「春節」という言葉を多く聞きました。
校長も朝礼の講話で、旧正月のことを子どもたちに話しました。家で旧正月の行事をしているという子は、ほとんどいませんでした。
さて、清崎の夏目さんのお宅では、旧正月の行事を大切にされていて、今ではこの地域でも珍しい門飾りを立てていらっしゃいます。門飾りには、カシの木の瑞杭と呼ばれる杭を3本立て、しめ縄をはってあります。「十三月」という文字が目を引きます。また、豊作を祈る俵飾りや五穀飾り、大根飾り、餅やごはんを入れて供えるやすという藁細工など、昔ながらの飾りやお供えものも並べてあります。廊下の天井には、きれいな餅花も飾られています。
夏目さんにお誘いいただき、1月30日(月)、1・2・3年生が、それぞれ、生活科、社会科の校外学習として、旧正月の飾りを見せていただきに行きました。
夏目さんは、子どもたちにも分かるように、時間をかけて丁寧に説明をしてくださいました。夏目さんのおかげで、「地域の昔のくらし」について知ることができ、ためになる郷土学習ができました。
夏目さん、子どもたちに大変よい勉強の機会をありがとうございました。