6月20日(月)、午前日程で、設楽町教育委員会、愛知県教育委員会東三河教育事務所新城設楽支所、同設楽教育指導室の皆様による学校訪問がありました。
設楽町教育委員会教育長様、並びに、新城設楽支所長様はじめ、13名の皆様が来校されました。
今日の学校訪問では、訪問者の皆様に本校の伝統となっている全校合唱を聴いていただいたり、授業を見ていただいたりして、子どもたちのがんばりをご覧いただき、それぞれの先生方からありがたいお言葉を頂戴しました。
また、施設設備や諸帳簿も丁寧に見ていただき、本校の学校教育全般について、ご指導、ご助言を賜りました。
歌声タイムでは、今、練習中の『未知という名の船に乗り』を聴いていただきました。
振り返りの感想発表では、いつものように多くの子が挙手しました。
「みんな、楽しそうに笑顔で歌えていたので、よかったです。」6年Yさん
「笑顔で歌えたし、伸ばすところは、伸ばして歌えました。」3年Uさん
「きれいな声で歌えました。」1年Yさん
お客様を代表して、新城設楽支所の先生が、子どもたちに励みになる温かいお言葉をかけてくださいました。
「暑くなり、夏がやって来ました。寒狭川のせせらぎの音のような涼やかなみんなの声が、夏の暑さを忘れさせてくれました。町民音楽会や学芸会の発表を目指して、この歌声を磨いていってください。歌というものは、100-1=0になることがあります。一人がふらふらすると0になることもあります。また、1+1=2ではなく、がんばると、3になったり、4になったりもします。19人でも、40人、100人にも負けないきれいな歌声です。これからもがんばってください。」
公開授業では、どの学年、学級の子どもたちも、担任(担当)も、本当に一生懸命で、みんな、輝いていました。友達や先生と一緒に、真剣に、そして楽しげに学ぶ姿が印象的な授業でした。
1・2年生6人は、生活科の学習で、町たんけんに行って五感を使って発見したことをみんなで伝え合いました。子どもたちからどんどん意見が出され、見ているこちらまで、わくわくしてくる楽しい授業でした。担任の授業技術について、支所長先生が褒めてくださいました。「子どもに対する豊かな表情、話すスピード、間、抑揚、子どもを上手にのせて進めている点など大変すばらしく、若い先生に見ていただきたいですね。」担任の励みになるありがたいお言葉でした。
3年生二人と4年生一人の中学年の3人は、体育科の授業でマット運動の発表会に向けた技の工夫と練習に、熱心に取り組みました。黙々と練習したり、先生や友達からのアドバイスを参考にしたりして技を磨きました。なんと、Sくんは、今日の授業で、ブリッジを初めて成功させました。練習はうそをつかない、子どもは伸びるということを改めて実感しました。本人も、友達も、担任も、みんな、成功したSくんの写ったタブレットの画面をうれしそうに見ていました。3人のがんばりに拍手!
5・6年生は、算数科の複式の授業をしました。授業形態は、ガイド学習です。5年生も、6年生も、ガイド役の子を中心に、それぞれの課題を追究し、自分の考え方を臆することなく出し合って、説明し合いました。まず自力解決に挑戦し、次に、仲間との解決へと進みます。互いに補い合い、深め合って、課題解決を図っていきます。先生が他学年にかかわっているときは、子どもたちは自分たちで学習を進めます。今日も、自立して学ぶ姿が随所に見られました。支所長先生は、ガイド学習の授業を子どもたちと推進している担任に、「揺さぶりのかけ方がよい。」とお褒めの言葉をかけてくださいました。担任は、このお言葉をきっと忘れることなく、さらに向上を求めていくことと思います。
訪問者の皆様方からは、どなたからも、子どもと職員のためになるお言葉をいただきました。子どもたちをたくさん褒めていただきました。
支所長先生のお言葉の一部をご紹介させていただきます。
「気持ちのよい合唱でした。歌う声がきれいでした。声がきれいだけではなく、心がきれいなんですね。心が伝わってきました。」
「少人数だからできることを工夫し、小規模校のメリットを生かした教育を、これからも自信をもって進めてください。」
職員一同、本日の学校訪問で教えていただいたことを、今後の授業づくり、教育活動、学校経営で実践し、子どもたちのために、清嶺小学校のさらなる発展と充実のために生かしてまいります。
ご多用の中、お越しくださり、ご指導ご助言をくださいました訪問者の皆様、本当にありがとうございました。心よりお礼申し上げます。