2月になり、早、今日は5日です。先週のことですが、子どもたちの学習において、特筆すべきことがありましたので、アップします。4年担任が作成した学級通信をもとにご紹介します。
先週の1月27日(水)、5・6年生が取り組んでいる算数の「ガイド学習」の学習形態を、4年生が学ぶ機会がありました。
5・6年生が、学年ごとに分かれて、自分たちでそれぞれの問題に熱心に取り組んでいる姿や、自分の考えと友達の考えを比べ、積極的に伝え合っている意見交流の姿が大変印象的でした。
4年生は、現在、複式カリキュラムで授業をしていますが、通常学級には3年生がいないため、多くの教科を単学年で学習をしています。5・6年生のガイド学習を見学し、来年度の複式の授業に向けて、こういう学習をするんだ、5・6年生のように進んで学習したい、こうなりたいといった意欲をもつことができました。
4年生の授業観察記録の一部 ~5・6年生のガイド学習から学んだこと~
Fさん みんなが理解できるように、図を使って説明したり、分からないことを質問し合ったりしていた。相づちを打って、分かったことを伝えていた。教え合い、時間を有効に使っていた。
Hさん 考えや授業のまとめなど、細かく理由をつけて言っている。時間配分が決まっていて、することが分かる。前の授業の振り返りもしている。みんなと協力し合う授業を進めたい。
Yさん 集中して静かにしていて、真剣な授業だった。考えを書くときに図を書いたり、ふせんを貼って、間違っていたら、相手に伝わるようにしたりしていて、すごいと思った。
Kさん 時間内にたくさん意見を書いている。自分たちからすすんで黒板に行って、発言や発表をしていた。分かりやすく指で指したり、黒板に書いたりしている。
Tさん ホワイトボードにまとめるとき、色を使い分けし、いちばん伝えたいことに線を引いて、図や表を使って分かりやすかった。学びの下敷きを使って、伝わりやすくしていきたい。
Aさん 分からないことは、一人で考えずに、友達から意見を聞いていた。私も図を書いて、説明できるようにしたい。また、考えをすぐに言えるようにして、自信をもちたい。
このガイド学習の見学を通して、4年生は、来年度からの複式学級での授業について、見通しと前向きな気持ちをもつことができました。5・6年生も、4年生に手本を示すべく、普段にも増して、主体的に学習していました。どちらにとっても、大変よい学びの機会になりました。