本校の子どもたちは、読書が好きな子が多いのですが、読書タイムの自由読書の時間には、楽に読める学習まんがや、活字の少ない学年の発達段階に合っていない本などを読んでいる子もいます。
2学期に全教員で話し合って、子どもたちの読書をより充実させるために、子どもたちが読みたい本を読む自由読書も大切にしながら、学年相応の活字のある作品を読むことも奨励していこうということになりました。
具体策としては、発達段階に応じたよい作品と出会わせるために、全校児童が持っている副読本の『楽しい読書』の有効活用を図ることにしました。この本は、設楽町の公費で購入していただいているものです。町民のみなさんが子どもたちの読書を応援してくださっている証の本です。
そこで、3学期初回の今日の読書タイムでは、読書指導(読書オリエンテーション)を実施しました。
まず、図書館主任が、子どもたちに意見を出させながら、読書の意義、魅力について、全校児童に話をしました。子どもたちは、みんな、じっくりと考え、真剣な表情で話を聞いていました。
図書館主任が、子どもたちが、意欲的に読んでいけるように、心がけることや楽しみなどの工夫も伝えました。
1.今日から全校一斉に読書開始! みんな一緒にスタート!
「前に読んだことのある作品もあるかもしれませんが、また、もう全部読んだという子もいるかもしれませんが、載っているお話は、よいお話ばかりですので、何回読んでもいいと思います。新しい発見があると思います。」
2.そばに置いていつでも読書!
「机の中に入れたり、すぐに取り出せるところに置いたりして、例えば、給食を早く食べ終えたときや先生を待っている時間など、ちょっとした時間にも読むとよいですよ。」
3.一つの作品を読んだら、題名のところにシール!
「読み終えたら、シールを貼っていきます。お話を気に入って、何回も読んだら、その都度シールが貼れます。ぜひたくさんシールを集めてくださいね。」
図書館主任の分かりやすい説明と上手な意欲づけで、子どもたちは、読んでいこう!という気持ちを強くしました。
そして、今日から、『楽しい読書』を読み始めました。大変集中して読んでいました。
全校児童、『楽しい読書』全作品読破、きっと今年度中に達成できると思います。楽しみです。