今日、10月26日(月)の午後、奥三河総合センターにおいて、へき地芸術教室が開催され、町内の全小・中学生が音楽鑑賞をしました。本校の児童20名も参加させていただきました。
このへき地芸術教室は、へき地の子どもたちのために、県がへき地教育振興の予算を確保してくれて、町教育委員会が企画運営を担当して毎年開催してくれるありがたい行事です。
本年度は、「ふるさと 出会いの創造」推進事業という事業名で行われました。
♪今年のへき地芸術教室
~音楽鑑賞~
チェンバ郎の移動楽器博物館&アメージングバグパイプコンサート
チェンバ郎さんは、ユーモアを交えながら、珍しい楽器の紹介や演奏、音の伝わり方の実験、身近な物を使った即興の楽器作りなど、いろいろなことを工夫し、会場のみんなを音楽の世界に引き込んでくださいました。
チェンバ郎さんの楽器や音楽への造詣の深さには大変感心させられました。いろいろな楽器の特長や歴史について語ってくださり、音楽を愛されていることがよく伝わってきました。
馬頭琴には馬が、三味線には猫が、太鼓の皮には豚が、といった具合に、楽器にはいろいろな動物の命が宿っているというお話も、心にすっと入るお話で、子どもたちは、楽器を大切にしなければと、素直に、そして、強く思ったようです。
音楽や楽器を身近に感じさせていただけた、とてもすばらしい移動楽器博物館でした。
また、バグパイプの演奏と音色にも感激しました。子どもたちは、目を輝かせ、食い入るようにして聴いていました。今日、演奏をしてくださった方は、日本で17人しかいないというスペインのバグパイプ奏者の方でした。
普段聴くことのできないその音色は、とても新鮮で、深い味わいがあり、耳と心に残るものでした。民族衣装もとってもお似合いでした。
今年も、子どもたちは、生の演奏に触れる素敵な秋の午後を過ごさせていただけました。
「初めて聴いた楽器ばかりだった。」「楽しかった!」と、みんなうれしそうに言っていました。
へき地の子どもたちに、音楽とともに喜びをプレゼントしてくださった、芸術教室にかかわってくださった全ての皆様に感謝いたします。