本校の運動場の傍らには、とても大きな金木犀の木があります。
金木犀の甘く芳しい香りが運動場に漂います。なんとなく懐かしさを感じる癒される香りです。
はっきりとした記憶はないのですが、昔、どこかで、その香りに出会ったのかもしれません。
皆さんは、金木犀の香りはいかがですか。強すぎて苦手という人も多いかもしれませんね。
花もすてきです。オレンジ色の花の一つ一つは、小さくて可憐で、愛おしく感じます。
また、それが、たくさん集まって咲いているのも、鮮やかで、とてもきれいです。
秋の風が、金木犀の香りとともに、子どもたちの元気な声を、職員室に運んできます。
「ぼくも、入れてえ!」 「いいよお! 一緒に遊ぼ。」
子どもたちの弾んだ声を、金木犀は、にこにこしながら聞いていることでしょう。
金木犀の大木は、昔も、今も、清嶺小学校の子どもたちを見守り続けています。
金木犀のように、自分も子どもたちを見守っていかなければと思うこの頃です。