7月6日(月)、今日は、本校の子どもたちが、とても大切に考えているお茶配りの日でした。
午後、全校児童が班に分かれて、学区の独り暮らしのお年寄りのお宅を訪問し、自分たちで「お年寄りの皆さんに喜んでいただこう」という思いをもって一生懸命摘んだお茶をお届けしました。
子どもたちは、はじめのうちは、少し緊張していましたが、すぐに慣れてきて、元気に明るくあいさつをして、笑顔でお茶をお渡ししました。お話もしっかりとできました。
「清嶺小学校のみんなで、キビウで摘んだお茶です。少ないですが、どうぞ飲んでください。」
「手紙や新聞も書きました。どうぞお読みください。暑くなるので、お体を大切にしてください。」
お年寄りの方々は、皆さん、待っていてくださり、子どもたちの訪問を大変喜んでくださいました。
「ありがとうね。雨の中、よく来てくれたね。濡れちゃったね。本当にありがとうね。」
「毎年、ありがとうね。尊い茶をいただいて、申し訳ないね。大事に飲ませてもらいます。」
子どもたちに優しく温かいお言葉をかけてくださいました。子どもたちも、とてもうれしそうでした。
そして、今年も、学区にあるお年寄りの皆さんが入所されている愛厚ホーム設楽苑を訪問し、「皆さんでどうぞお召し上がりください。」と、お茶をお届けしました。
また、デイサービス田峯では、デイサービスに集まっていらっしゃるお年寄りの皆さんにも、お茶をお渡ししました。全校合唱で歌っている「いのちの歌」も聴いていただきました。心を込めて歌いました。
皆さん、真剣に聴いてくださいました。涙を浮かべながら聴いてくださる方もいらっしゃいました。
「いつまでもお元気で、長生きをしてください。」と、子どもたち。
「ありがとうね。かわいいね。あんたも、元気でね。また来てね。」と、お年寄り。
その場の空気が、とてもほんわか感じられました。心が通じ合った和やかなひとときでした。
全校児童20人、みんな、よくがんばり、お茶と一緒に、優しい心や元気もお届けしました。
雨が降る中のお茶配りでしたが、子どもたちの心には、明るい青空が広がり、太陽が輝いていました。お年寄りの皆さんの心にも、きっとお日様がのぞいたのではないかと思います。
子どもたちを受け入れてくださいましたお年寄りの皆様、関係の皆様、ありがとうございました。
明日の午後にも、中・高学年児童が、お茶配りをします。