6月15日(月)、3・4年生は、総合的な学習の時間の授業で、清崎地区の「釣り名人」の方から、魚の釣り方やえさ、魚の種類などについて学びました。子どもたちは、豊川流域の豊橋市立大村小学校、新城市立舟着小学校と水生生物調査を縁に交流を行っています。今回は、「豊川マスターになろう」というテーマの一環として、寒狭川にすむ魚や水生生物、釣りについて調べました。
校区にはきれいな川がいっぱいあるのですが、魚釣りをした経験がある子は、意外に少なく、今回が初めてという子も何人かいました。竿なども、全て、名人の方々からお借りし、釣りのこつを教えていただいて、早速、実践です。最初は恐る恐るえさとなる水生生物(トビケラ類の幼虫)をつかまえたり、針につけていたりした子どもたちも、次第に自分でえさをつかまえ、針につけることができるようになりました。
しばらくすると、あちらこちらから「つれた!」の歓声が上がり始めました。カワムツやオイカワなど、10匹以上釣り上げることができました。途中で釣り落としたり、リリースしたりした数を入れれば、さらに多くの魚が釣れていました。また、もう少しで孵化しそうな魚の卵を見つけたり、様々な水生生物を見つけたりと、多くの発見がありました。最後に、名人が釣り上げた「アユ」の塩焼きに全員が舌鼓。貴重な体験+郷土の味も味わうことができたすばらしい体験でした。
釣り上げた魚はと言うと……、帰校後、子どもたちは校長先生にお願いして、学校の池で飼うことを承諾していただきました。これからも子どもたちは、清嶺地区の母なる川、寒狭川とともに多くのことを学んでいくことでしょう。そして、地域の自然、人、伝統から新たな発見を数多く見つけていくことと思います。これからの学習がとても楽しみです。(M・M)