今日、5月27日(水)の朝の活動は、子どもたちがとても楽しみにしているふれあい会でした。
今回も、地域の3人の方が、ボランティアで読み聞かせとお話会をしてくださいました。
本校のふれあい会の活動は、14年目を迎えます。長年に渡って、ご支援くださっている会員の皆様に厚くお礼申し上げます。
1~3年生には、夏目順啓さんが、「いのちをいただく」という絵本を読んでくださいました。
夏目さんは、食べること一つをとっても、いろいろなものの命をいただいていること、また、どんな仕事も大切な立派な仕事であることなどを、分かりやすく教えてくださいました。
子どもたちのためになる本を読んでやりたいと考えてくださり、書店でこの本を買って来てくださったことにも、感謝をいたします。
4年生には、七原三郎さんが、ご自身の戦争体験を語ってくださいました。
子どもたちは、満州での厳しく辛かった軍隊生活を思い出して、お話してくださる七原さんを見つめ、真剣な眼差しで聞いていました。
七原さんは、戦争体験を語り継ぐことで、子どもたちに、平和や命、そして、今を一生懸命生きることの大切さを教えたいと考えておられ、今日も、力のこもったお話をしてくださいました。
5・6年生には、後藤香奈子さんが、戦争の実話に基づいて書かれた絵本「つる」を読んでくださいました。ヒロシマに投下された原始爆弾の犠牲になったサダコ(禎子)という少女の話です。
当たり前の生活をすることを望み、生きることと平和を願いながら、薬包紙で鶴を折り続けたサダコ(禎子)の話を聞いた子どもたちが、何を感じ、何を思ったかは、その真剣な表情が物語っています。
香奈子さんは、原爆ドームの写真も用意してきてくださり、見せてくださいました。5・6年生の年齢に合った本の読み聞かせとお話で、大変ためになりました。
ふれあい会員の皆様、ご多用の中、ありがとうございました。
次回のふれあい会は、6月3日(水)です。全員で9人いらっしゃる会員の方が、交代で読み聞かせをしてくださいます。子どもも職員も、楽しみにしています。