今日、3月10日(火)、2・3時間目に、6年生を送る会を行いました。
5年生と3・4年生が中心となって、会の内容を考え、全校をあげて、準備を進めてきました。
今朝も、会場作りをがんばりました。入場を想定してのリハーサルや椅子の並べ方などにも気配りができ、感心しました。きっとよい会になるだろうなと思いました。
そして、思ったとおり、すばらしい会になりました。子どもたちのいきいきとした姿をご覧ください。
6年生の二人が少し照れながら入場。拍手で迎えました。
プログラムは、写真のとおりです。
はじめに、フルーツバスケットの清嶺小バージョンの「清嶺バスケット」をしました。学校行事の運動会・学芸会・百人一首大会・卒業式の絵が描かれたカードを首にかけて、みんなで楽しく椅子取りをしました。キャーキャー、ワーワー、歓声が上がり、とてもにぎやかでした。
全校でのゲームの二つ目は、「ペア作りゲーム」でした。自分では読むことのできない、自分の背中に貼られた言葉を、いろいろな人に質問しながら考えていき、同じような言葉の人とペアになるというゲームです。みんなと会話ができ、仲良くなれるゲームでした。
次は、歌のプレゼントです。「すてきな友達」をありがとうの気持ちを込めて合唱しました。
6年生の二人は、真顔で聴いていました。胸にじいんとくるものがあったようです。
各学年の出し物も、いろいろなものがあり、時間を忘れるほど楽しめました。
6年生の二人に楽しんでもらえるようにしよう、全校みんなが参加できるものにしようと、子どもたちと担任がアイディアを出し合い、たくさんの工夫がされていました。
1・2年生は、「おおきなかぶ」をアレンジした「おおきなだいこん」の劇でした。6年生の力を借りて、「うんとこしょ、どっこいしょ。」やっと、だいこんはぬけました。
クイズを出したり、6年生のよさを歌った歌を披露したりもしました
3・4年生は、2枚の写真の「三つの間違い探しゲーム」を考えました。写生会、お茶配り、遠足などの楽しい行事を思い出せる工夫が光っていました。チーム対抗で行い、盛り上がりました。
5年生の出し物は、シルエットクイズでした。シルエット(影)から想像して、身近なものの名前を当てるゲームでした。6年生の二人がよく当てていて、さすがでした。
いよいよ、次は、毎年恒例となっている、全校のみんながとても楽しみにしている出し物です。
「校長先生の落語」です。校長が、6年生の二人とみんなのために、今年も演じました。
今日のために着物も新調し、今年は、清嶺小のスクールカラーの青い着物で登場しました。
演目は、名違い、読み違いの面白さを語る「平林」。
古典落語を少しアレンジして、小学生に分かりやすくし、時間も程よくなるようにして演じました。
テンポのよい軽快な語り口や声色の違う叫び声、展開の面白さに、どんどん引き込まれました。
話の随所にクスグリがあり、みんな、大笑い。とっても幸せな気分になりました。
そして、6年生の出し物は、小学校思い出○×クイズでした。こんな問題が出されました。
「1年生のときに一輪車に先に乗れたのは○○さんである。○か×か、どっちかな?」
二人の小学校でのいろいろな思い出を、全校のみんなが知ることができました。
6年生へのインタビューもありました。
いちばん楽しかった思い出は、何ですか?
○修学旅行です。
○なかよしタイムのときに、全校のみんなと仲良く遊んだことです。
中学校へ行ってがんばりたいことは、何ですか?
○運動です。走ることなどをがんばります。
○勉強です!
部活動は何部に入りたいと思っていますか?……など、いろいろなことを尋ねました。
最後に、お礼の言葉を添えて、プレゼントを渡しました。
在校生みんなの「ありがとう」の心がこもったプレゼントに、二人はにっこり。うれしそうでした。
全校のみんなの一生懸命さで素敵な会になったこと、清嶺小学校だからこそ、こんなすばらしい送る会ができたことを、校長先生にほめていただき、子どもたちは満足気でした。お話をしっかり聞けている姿からも、子どもたちの今日のがんばりが伝わってきます。
そして、12時25分、予定時間ぴったりに閉会。
進行役の5年生の上手なリードと、全校のみんなの協力の賜だと思いました。
時間は、あっという間に過ぎ、6年生退場。アーチで花道を作り、拍手で送りました。
本当に感激することの多い、あったかい心のいっぱい詰まった素敵な「6年生を送る会」でした。
子どもたちは、6年生を大好きなこと、お互いに大事な存在であることを、実感したはずです。
子どもたちを見ていて、気持ちが通じ合っているなと思いました。胸が熱くなりました。
校名のとおり、20人みんな、清らかな心の子どもたちです。