今朝は、清嶺地区でも、気温が-1℃と氷点下になり、ずいぶん冷えました。
12月になり、厳しい寒さが続いています。
12月3日(水)、朝の活動で、第9回ふれあい読み聞かせ会・お話会を行いました。
今回も、地域の方が、ボランティアでふれあい講師を務めてくださいました。
1・2年生には、後藤香奈子さんが、『かがやいてる』という絵本を読んでくださいました。
子どもたちが、いつもおこってばかりいる主人公のカー坊と一緒に、カー坊の本当の気持ちを考えることで、自分自身を好きになって、明るい心を育むことのできるお話でした。
カー坊は、友達が「またあしたねー。」と手を振ってくれても、本当は、「またあしたねー。」と言いたいのですが、「あっかんべー!」と言ってしまいます。カー坊は、そんな自分が大きらいです。
本当はどうしたかったの? どんなきみなら好きなの? といった問かけに答えながら、カー坊は、自分の本当の気持ちに気づいていきます。そして、自分のよさに気づいていきます。
本の中のこんなすてきな言葉を、香奈子さんが優しく語ってくださいました。
「本当の自分がどうしたいのかなって、いつも素直にきいてごらん。」
自分の心を素直に見つめ直すことや自分自身を好きになることの大切さを教えてくれるお話で、ちょうど人権週間にぴったりのすてきなお話でした。
怒っている顔の髪の毛を引っ張ると、笑顔いっぱいのきらきらかがやいている本当の自分が見える仕掛けにもなっていて、子どもたちは「わあ、すごい!」と大喜びでした。
読んでいただいて、見せていただいて、そして、触らせていただいて、お話を楽しみました。
3・4年生には、遠山哲夫さんが、「私の小学生の頃の想い出」と題して、子どもの頃のご自身の体験や清崎の川や川魚のことなどを話してくださいました。
清崎区で発行した郷土読本『清崎みて歩き』から、遠山さんが執筆された「弁天淵」についての資料を用意してくださり、昔の様子を教えてくださいました。
弁天淵は大きな淵で、中洲があったこと、水泳を楽しんだこと、賑やかだった弁天さまのお祭りのことなど、今とはずいぶん違い、新しく知ることばかりでした。
また、野々瀬川にはジンゴという魚がいっぱいいて、子どもたちがジンゴをたくさんとったという話には、魚釣りの大好きなFさんが、特に興味をもち、目を輝かせて聞いていました。清崎ではジンゴと言いますが、ヨシノボリのことだそうです。
5・6年生には、後藤恵子さんが、上方落語『じごくのそうべえ』を読み聞かせてくださいました。
仲間と協力してじごくから抜け出そうとするそうべえの話で、とても愉快な痛快な話です。
「それぞれが得意なことで力を発揮して脱出するところが楽しかったです。」と、子どもたちも楽しく聞かせていただきましたが、この話をいちばん喜んだのは、担任でした。
「子どもの頃100回以上読んだ大好きな話です。聞かせていただき、とても懐かしかったです。」
と感激していました。子どもの心をひきつける魅力ある話ですね。
ふれあい講師の皆様、寒い朝に、とってもあったかいお話をありがとうございました(^_^.)