毎年11月に、設楽町内の小学生は、豊川下流域の皆様から、豊川や豊川用水に、きれいな豊かな水を送っていることに対するお礼として、みかんをいただいています。
本年度も、11月13日に田原市の方々が、わざわざ来校され、みかんを届けてくださいました。
いただいた当日、本校の子どもたちは、家にみかんを持ち帰り、家族と一緒にみかんをいただきながら、川を汚さないようにすることやきれいな水を送り続けることの大切さを話し合いました。
たくさんのみかんを頂戴したので、今日の給食でもいただきました。
低学年の給食の様子を見に行きました。
「このみかんは、みんながお家に持って帰ったみかんと同じですよ。」と言うと、……。
1年生のYさんが、こんなことを言いました。
「川をきれいにして守っているから、もらえたみかんですよね。これからも川を大切にします。」
よく覚えていて、感心しました。
このみかんには、水の恵みに感謝する下流域の皆様の心がこもっています。
上流に住む私たちは、誰もが、Yさんのような気持ちで生活したいものです。
1年生は、おいしそうに、うれしそうに、みかんを食べていました。
廊下に出て、思いました。
この子たちは、下流に住む人たちのことを思い、きっと川を守り続けると。
下流域の皆様、みかんをありがとうございました。