10月29日(水)、学校に地震体験車「なまず号」が来ました。
「なまず号」は、大地震の揺れを体験することで、地震の恐ろしさを知って、いざというときに落ち着いて行動することの大切さを学ぶことができる起振車です。愛知県内に4台あるそうです。
今回、役場の防災担当の方のご配慮で、地震体験車「なまず号」に実際に乗車して、地震について学習する機会を設けていただけました。
今日の午後、全校児童20人全員が、担当の方に、学年(発達段階)に応じて揺れを調節していただきながら、「なまず号」での地震体験をしました。
中・高学年は、東日本大震災や阪神淡路大震災規模の非常に大きな揺れを、低学年は、震度3から4程度の揺れを体験しました。
「なまず号」は、縦揺れや横揺れ、いろいろな揺れ方をします。強さも自由自在に調節できます。
今日の体験では、怖くて泣き出す子もいましたが、泣くということは、怖さを実感できたということで、よい勉強になった証拠だと思います。
また、職員は、東海地震や東南海地震の揺れを想定したマグニチュード9.5レベルの揺れを体験しましたが、机に必死にしがみつくのがやっとでした。
体験後、役場の防災担当の方が、大地震への心構えについて、お話をしてくださいました。
「今日は、揺れると分かっていました。でも、大地震はいつ起こるか分かりません。突然の大きな揺れにびっくりすると思うけれど、落ち着いて行動してください。大地震のときは、お家の人や先生のような大人がいたとしても、今日、見たとおり、大人も、自分が倒れないようにすることで精一杯です。みんな、自分の身は、自分で守ってください。机の下にもぐったり、物が落ちてこない場所で身体を低くしたりして、頭や身体を守って、命を守ることが大事です。」
子どもたちは、真顔でお話を聞いていました。
最後に、児童会長の6年のTさんが、感想とお礼の言葉を言いました。
「今日、体験した揺れも、すごく大きくて、とても怖かったけれど、本当の地震が起きたときには、突然でもっと怖いと思います。この地震体験で、もし大きな地震が起こったら、どうしたらいいか、みんなで考えることができました。今日は、地震体験をさせてくださって、ありがとうございました。」