今日は、2学期になって初めてのふれあい読み聞かせ会・お話会の日でした。
運動会の練習などのために、9月はお休みしていました。
朝、登校してきた、4年生の子が、読み聞かせ会の案内黒板を見て、こんなことを言いました。
「ふれあい読み聞かせ会、なんか、ずいぶん久しぶりの気がします。とても楽しみです。」
6年生の子も、にこにこしながら言いました。
「今日は、5・6年は、林業体験学習の日だから、5・6年だけ読み聞かせ会がなかったら、残念だなって思っていたんです。あってよかった!」
今日も、ご多用の中、3人のふれあい講師の方が来校されました。
地域のボランティアのみなさんに支えていただいています。ありがとうございます。
1・2年生には、加藤紀子さんが、『のろまなローラー』という乗り物の絵本を読んでくださいました。紀子さんは、餌付けをしているトンビや飼っているヘボ(ハチ)のことも話してくださいました。
子どもたちは、目を輝かせて、夢中になって聞いていました。
「うちのおじいちゃんも、ハチを飼っている。ハチが巣に通っている。ハチごはんは、苦手です。」
「おばさんも、ハチごはんは、苦手で、食べられません。」
話がはずんで、教室に笑顔が広がりました。
3・4年生には、加藤博俊さんが、『木地師の話』を聞かせてくださいました。手作りの紙芝居や手回しろくろを使って、分かりやすくお話をしてくださいました。
北設楽郡内の各地、本校の学区内にも、昔、木地師がいて、お椀やお盆を作っていたことを教えていただき、大変よい勉強ができました。
5・6年生には、松井泰治さんが、『キツネとの約そく』という絵本を読んでくださいました。松井さんは、子どもたちのために、心温まる絵本を図書館からわざわざ借りてきてくださいました。
戦争のときの空襲の恐ろしさや平和の大切さについても、しみじみと語ってくださいました。
また、わんぱくだったけれど、とても心の優しかった、尋常高等小学校1年で亡くなってしまった近所のお兄さんのことも、涙をこらえながら、懐かしそうにお話してくださいました。
子どもたちは、時に笑い、時に真剣に、松井さんのお話を食い入るようにして聞いていました。
ふれあい講師の皆様、ご多用の中、ありがとうございました。
10月になりました。秋の夜長には、読書に親しむのもよいですね。