10月31日(金)に行った授業を見合う会では、5・6年生の授業を見て、複式学級における算数の指導について学び合いました。
授業では、子どもたちの前向きな学習姿勢が光っていました。輪番制の学習リーダーを中心に、児童が活躍するガイド学習の導入により、子どもたちが自分たちで授業を進め、自ら考えたり、話し合ったりしていました。分かりやすい説明のし方や互いの考えの交流のさせ方など、まだまだ課題はありますが、ガイド学習にずいぶん慣れてきて、とても主体的に学習していました。
担任も、教えるところと子ども自身に考えさせるところをよく見極めて、落ち着いて指導をしていました。子どもたちが、同学年同士で、また、異学年ともかかわり合いながら、学習を深めていけるように、授業を工夫していました。担任は、複式の授業づくりに悩みながらも、新たな指導法に挑戦し、子どものためにがんばっています。
現職研修の研究協議でも、ガイド学習の効果が話題になりました。ガイド学習については、教務主任が若い担任に紹介し、授業実践をしました。今日の授業で、ガイド学習が複式学級の有効な学習方法の一つであることを再認識し、今後、先進校の研究にも学びながら、授業力向上を目指していこうということになりました。授業力向上は、子どもたちの学力向上につながります。
今日もよい授業を見させてもらいました。授業が終わったときの子どもと担任の明るい表情が、とても印象的でした。真剣に学習した達成感が、笑顔から伝わってきました。