今日は,雨を心配して1日延期した,キビウでのお茶摘みの日でした。
キビウでのお茶摘みは,清嶺小学校の子どもたちにとって,特に大切な伝統的行事です。
「地域のお年寄りにお茶を届けて喜んでもらおう」と,子どもたちががんばる活動だからです。
子どもたちにとって,楽しみで,そして,やりがいのある活動になっています。
キビウという地区は,学校から4㎞ほど離れた設楽町松戸地内の山の中にあります。
初夏のキビウは,緑がいっぱいで,すてきでした。
一昨日の雨で洗われた茶の木の緑がとても美しく,茶の葉が,きらきら輝いていました。
そこにお住まいの竹下さんの茶畑で,毎年,全校で茶摘みをさせていただいています。
快く受け入れてくださる竹下さんのご厚意に支えていただいている活動です。
竹下さんには,子どもたちも,職員も,本当に感謝しています。ありがとうございます。
子どもたちは,どの子も,汗をかきながら,一生懸命摘みました。
みんな慣れていて,丁寧に手際よく摘んでいて,大変感心させられました。
子どもたちの感想からも,がんばりと達成感がよく伝わってきました。
「去年よりもかごにいっぱい摘めたので,うれしかったです。」
「みんなで摘めたし,たくさん摘めたので,楽しくて,よかったです。」
「摘んだお茶をお年寄りに届けたとき,喜んでもらえると思うと,うれしいです。」
終わりの会では,竹下さんに,お礼の気持ちを込めて,歌をプレゼントしました。
合唱「いのちの歌」を聴いていただきました。
竹下さんと記念写真も撮りました。
学校へ帰ってきて,高学年の6人が,選別や袋詰めをしました。
6人は,班のリーダーとして,特にがんばりました。
そして,6人にとって気になる収穫量は,……?
お茶の加工場に持っていくと,昨年度よりも10.5kg多い,32.5kgもありました。
去年も,もちろんみんながんばりましたが,今年も,本当によくがんばりました。
子どもたちの真剣さと優しさに,さわやかな気持ちになった楽しいお茶摘みでした。
お茶配りのときのお年寄りのみなさんのにこやかなお顔が目に浮かびます。